このやっかいな、

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飯塚&玉井詩織の司会とツッコミが凄かったので振り返ってみた。「俺のザ・ベストテン」

 

俺得な飯塚さんと玉さんの司会だった「俺のザ・ベストテン」。

スターダスト女性アイドルグループによる新春イベント「藤井とヨメの七日間戦争」。ソロ、ユニット曲をファン投票し往年の番組のフォーマットで発表する「俺のザ・ベストテン」。LV観戦。

懐かしいベストテンの音楽で始まってみると、なんと東京03の飯塚さんと玉井詩織(玉さん)が司会じゃないですかぁ!!。

東京03は、もうずっとい単独公演を見に行っているし、自分の推しは玉さん。

スターダストのももクロ妹分をあまり知らない自分としては、今回のイベントは完全に司会がこの2人であることだけで、俺得イベント。

なので飯塚さんと玉さん以外、敬称略になっちゃってます。

杏果が挨拶に出たり、80年代のテレビ番組を贅沢なゲストを呼んでオマージュしたり、「俺のももクロライブ」を含めてあーりんがフィーチャーされまくってるところとか。ALL STARイベントがスタダの若い子たちにどんな影響を及ぼすかとか、いろんな側面はあるけどそれはすっ飛ばして、玉井&飯塚推しの観戦記。

ももクリも俺のももクロライブも書きたいことがあるのにまだ書いてない。玉さんの記事を勢いで書いちゃう辺り、自分は玉さん推しなんだと再認識する。

ももクロの“楽しさ”

書いてみてイベントを振り返って思ったのだけれど。

自分が好きな人どうしが、お互いを認めあって信頼し合っている場面を見ていられるって、とっても幸せなことなんだなって気づいた。

あ、これが俺にとっての、ももクロの本質的な“楽しさ”なのかもしれないなあ

今回は、飯塚さんと玉さんが、お互いの力を認め合って2人の間に信頼が流れているのが見られた。いつものももクロのライブなら、メンバー間に信頼が流れている。で、モノノフとももクロの間にも信頼が満たされている感じがする。

そういうのが自分にとってのももクロの“楽しさ”なんだなあ。

ツッコミのこととか、いちお笑いファンが偉そうに書いてみたけど、今回のイベントの一番楽しかったのはこういうことだったんだな。

※ 面白いなと思ったら、ブクマとかtweetでもして頂けると嬉しい限りです。

まさに八面六臂の玉さん

玉さんはイエローサミットだけじゃなくて、人見知りサミットにもサプライズ出演したらしい。今回のイベントの告知UstreamもMCとして出演しているし、まさにこのイベントは玉さん無くしては成立しなかったんじゃないか。理事長(藤下リョウジ氏)も「八面六臂の活躍」って言ってた。

そして「俺のザ・ベストテン」は、監督も選手もこなすプレイングマネージャーのようだった。

ショートカットの夏菜子と、新曲までお披露目したあーりんに持って行かれてるようですけど、ユニット曲入れたら、3曲ベストテンですからね。まあ、「ここでソロ曲2曲出ちゃうって事は、もうないって事ですよね」と、それさえもオチにする玉さんでした。

足、長かったなあ、綺麗だったなあ。膝っこぞうもツルっとしてたなあ。ミニだしカメラはローアングルだし。造形的に完璧だなあと思って見てた。

シームレスに司会もコントも歌もやる。

司会はもちろん、ショートカット対決のコント(茶番?)、自分の歌も歌う。全てをこなしながら司会の安定っぷり。

司会からすぐさま歌に移り、歌のさなかもツッコミは忘れない。

さすがだなあと思ったのは、自分の歌の時にアナログタロウの曲紹介をちゃんと聞いて表情を変えてツッコんでいた

アナログタロウの“どうでもいい情報は、”「ビルの解体を見て泣いてしまった」「玉井詩織さんがドアを閉めると必ず半ドアになる」。

それをしてたのは玉さんだけだったはず。玉井推しの記憶によれば。

「愛ですか」では、籠の中身を客席だけじゃなくて出演者に投げつけるヒトネタも見せる。隙が無いなあ。

飯塚&玉井。ツッコミ2人の司会。

飯塚さんは、アルファルファの頃からツッコミには定評がある人。単独公演では、みんなが思っているけどモヤモヤしてて言葉にしにくい感情と状況を、「あー、こういう言葉で言えばいいんだなあ」っていうカタルシスさえある言葉に落とし込む。

今回で言えば、安藤ゆずがブリッ子キャラなのにもかかわらず、メンバーに暴露されて「裏では緊張してました」と素直に認めたと思いきや、間髪入れずに「でしょ♡」とキャラが発動する場面。

「メリハリが凄いんですけども」とツッコむ。見ている側の感情の移り変わりをちゃんと言葉にしてくれる。こういうツッコミが自分の大好物。

そして、もう一人の司会、玉さん。2013年4月のももいろダイナソーZ」では、演出の佐々木敦規(あつのりん)に「玉ちゃんの裏回しはすごい」って誉められてた。「茶々入れ」と控えめに思っていた時期も通り越し、今ではスーパーサブを自認する玉さん。

ワードチョイス

玉さんは食いしん坊だけど早食いでも大食いでもないという話の時に、「そのうちデカ盛りチャレンジとかやらされそうで」というワードをチョイスすることが単純に凄いなと思った。

「大食い企画とかやらされそう」というセリフでも分かるし伝わるけどインパクトは弱い。

「デカ盛りチャレンジ」だと、より具体的でイメージも湧くし、的確に焦点化されてる。ツッコむことでイメージを鮮明にしつつ拡げている

もうすでに「なにいってんの」「ちがうし」「おいおい」などのツッコミの域ではないんだなあ。

補完的なツッコミ2人。

ワサビ寿司のコーナーで。

まいまいが「私そういうのじゃないんで(そういうことしないので)」と言ったら、飯塚さんが「みんなそうだから!」とツッコむ。

寿司を食べたとたんにゆうぞうが歌を歌っちゃうので、食べた後のリアクションに注目が集まらないという構成。

玉さんが「後のこれ(歌)、いらないよね(笑)」と、ツッコむことで、敢えて“リアクションをかき消すセオリー崩し”の構造であることに注目させる。腕ありすぎ。

2人によるツッコミの重奏が贅沢すぎる。

アイドルに詳しくないしスタダの子の名前を知らない飯塚さんが、とっさに名前が出ないと申し訳なさそうにしてしまう部分を見事にフォローする玉さん。

榊原郁恵、松本明子らの往年のアイドルが登場した際には、飯塚さんがちょっと焦ってマイクをズラしたまま喋って声が拾えてなかった時があった。すかさず玉さんが「飯塚さんマイク、口に当たってないから」と一言。

お互いにカバーするツッコミ領域が違っていて、補完し合っている飯塚・玉井だった。

2人のツッコミを堪能

清水ミチコが「マネではない、(その人が)降りてくるんです」と言って大竹しのぶをやった後に「モノマネするんです」といっちゃう。「詰めが甘かったな」とツッコむ飯塚さん。

玉さんは、松崎しげるがコートを脱ぎ捨てたとき、「何、今の衣装チェンジ」とその出来事を拾う。松崎さんが「いつものライブと違って、正面から出てくるから嬉しくて」と言うと、「いつもは裏動線ですからね」と、解説でもあり楽屋落ち的でもある玉さんのツッコミ。

まいまいがワサビを食べて歌ったあとに「治りました」というと「早い!健康だー!」という玉さん。こういう普通のコメントにもツッコむことでまいまいに注目が集まる。

飯塚さんに認められてる玉さん

1月6日のももクロChanの次回予告では、玉さんが「うちらトーク弱いですから」って言ったら、飯塚さんに「玉井さん腕ありますから」って誉められてて、玉さんガチ照れしてた。飯塚さんにほめられちゃう玉さん。

いやー、今回、お二人して素晴らしい司会でした。

ももクロのイベントやももクロChanだけでは勿体ないんじゃないか、このコンビ。

LV特典。飯塚さん、スタダの専属MCに?玉さん、ひな壇芸人

LVの特典映像で、飯塚さんが回してた。今までこういうときってメンバーがやるもんだと思ってたけど。

玉さんは逆サイドにいたので飯塚さんが1人で回してた。飯塚さん、このままスタダ専属MCやりますか。地上波でMCやるところあまり見ないから、これは嬉しいかも。

んでもって、玉さんは遠くからツッコんでてひな壇芸人のようでもあった。

飯塚さんが、各グループのメンバーに話を振っていた。

途中、髪をベリーショートにした夏菜子と映像が繋がると、玉さんは逆サイドから駆け込んで「3時間以上頑張ってきたのに、最後に全部もってきやがってー」と。

縦横無尽、八面六臂の玉井詩織

確かにベリーショートの衝撃は大きかった。いやー、確かに最後は夏菜子が全部持ってった。

しかし、3時間半も司会、コント、歌、裏も表も全て回し、台本を見ている感をあまり与えず、縦横無尽に立ち回った玉さん、凄かった。足、綺麗だった⋯。

 

 

 

おまけ

ももたまいのデュエットがVTR越しで残念でもあり安心でもあった

ももたまいの「シングルベッドは狭いのです」は、百田VTR別撮りによるデュエットだった。ももたまいは仲良しだし、自分玉井推しでもあり ももたまい推しなので、久しぶりに一緒に歌うところが見たかった。そう思いながらも、見るのが恐かったりもしてた。玉さんが「昔のももたまいとはちょっと関係が変わってきている」という様なことを言っていたから。

お互いに卒業証書を贈り合っていることから、2人の絆が何より固いのは変わらないのだろうけれど。それでも夏菜子無しで途方に暮れる玉さんでは無くなってきてるようにおもう。だからこそ、今のももたまいで「シングルベッド~」を歌うのを見るのはなんだか避けたかったのもあった。

見たいような見たくないような。だからVTR越しでなんだか安心した部分もあった。

ももたまいの今をちゃんと“更新”してほしかったから見たくないような気持ちになったんだろうなあ、なんて思っている。

世代的なツボ

セットはまったくベストテンだし、スポットライトのコーナーはあるし、中継もあるし。アナログタロウの80年代歌謡曲番組風の曲紹介もあるし。郁恵ちゃんまで登場してしっかりしたフリで踊るし。世代的にはどんぴしゃでした。清水ミチコのモノマネも見れたし。やっぱりベテランの人たちは歌い始めると目力が凄かった。遠くの客席まで見ているんだなあと思えた。

いかにもkwkmさんが好きそうな、イベントだった。そして俺もだけど。

若い世代は、自分たちが知らないけど凄い人たちや凄い芸能の文化があることを感じられる。そんな世代を超えて伝えることを実践したイベントだった。

杏果の復帰。ファンタジーとリアルの界面、杏果。

紅白からしばらく休んでいた杏果が挨拶だけだけど復帰した。「紅白」も「俺のももクロライブ」も杏果不在とそれを支える4人とモノノフという時期だった。

他の4人に怪我や病気があっても、僕らファンは同じように心配するけど、杏果の場合、ファンの心にはなにかしら特別な感情が湧いてきているように思った。

きっと、杏果はももクロというファンタジーと、リアルな世界の境界面にいるんじゃないだろうかって感じた。

ももクロはメンバーが素直で身近さを感じさせるけど、ファンタジー界の住人でもある。

その中でいちばん杏果がリアルとの界面を繋いでるって感じがする。リアリストだから茶番に乗れない時もあって。それこそが杏果らしさでもあるし愛すべきところ。だからこそファンが気持ちを乗せやすい・乗せたくなるんだろうな。支えようという気持ちをのせやすいからあれだけサイリウムが緑で染まるんだろうなあ。

ももクロの今後というグループ全体の文脈とは別に、そんなことを考えた杏果の不在と復帰だった。